横 浜 の 里 山
大木の樹幹に咲く藤は趣がある
キンランが咲き始め去年より1週間遅れで筍が出始めた(5/1)
花吹雪 うぐいす響く もえぎ森
せせらぎや 渡るうぐいす 声清し
天にそびえる梢の先に萌黄色した若葉が育つ
春風にそよいで若葉は幼子のように嬉しそうだ
山桜の花びらが散る中を冬を越した蝶々が舞っている
枯れ草ばかりだった原っぱは日に日に緑の草に覆われてきた
小川の脇で主婦が蕗を摘み畑の脇でおばあさんがツクシを摘んでいる
ここは春爛漫の長閑な山里だけれども
北の国ではまだガレキの山で
余震に怯え放射能に怯えている大勢の人達がいるのだ
優しい自然、厳しい自然、情け容赦をしない自然の中に私達はいるのだ
鶯の声が響く山里で白木蓮の大木が満開だ
白い花々の先に青い空が澄んでいる
枝がさわさわと風に揺れた時
お江の顔が浮かんだ
お江は軽々と身をひるがえし舞い降りた
私は急いで彼女の後を追った
そこには羽化したばかりの蝶が羽根を休めていた
大寒が過ぎ、乾燥注意報が1ヶ月続いている
でも、森の盆地には湧き水が絶えない
水は窪地を流れて小川になり、川に流れて海に出る
太平洋を廻っている内に蒸発して又大地に戻るのだろう
チョロチョロ、プチプチという水の音を聞くと癒される
夏になるとプラネタリュウムのように光り輝く蛍の幼虫が小川で育っている
枯れ枝に見知らぬ野鳥が飛んで来た
枯れ草ばかりの盆地で餌は見つかるのだろうか
夜になり凍てつく闇夜は心細いだろう
春になり故郷へ無事帰れるだろうか
来年は2羽で戻って来いよ
実りの秋
10/3
今年はキノコの豊作か?森の中はキノコの香りが満ちている
稲穂が出始めた8/7今年も銀ヤンマが現われた
銀ヤンマは飛ぶのが早くなかなか写真を撮れない
なんと銀ヤンマが空中で素早くつがいになった
そして寂しそうな僕の周りを得意げにまわり始めた
おかげでシャッターをカチャンと押せた
早苗田(6/5)
新緑
きんらん ぎんらん
キツネのヤリダケ
4/3 さくら満開
4/3野原一面にツクシ。ビールのつまみに美味
今を盛りの梅林 きょう初めてウグイスの鳴き声を聞いた(3/8)
大木の根元に仰向けに寝転び梢の先の空と雲を見る
方丈記風に思い描くと
ゆく雲の流れは絶えずしてしかももとの雲にあらず
空ゆく雲はかつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし
誰もいない、時おり遠く飛行機の爆音が響くのみ
国会の醜い喧騒、低俗なテレビ番組を忘れ清冽な自然に包まれ
ほど涼しい風はセーターの網目から肌にしみ込む
たがためにか心を悩ます春の日の夢
森の泉
今年1番に咲いた花(1/26)コオニタビラコ(子鬼田平子)・・・2011年
2番目 ホトケノザ(2/9) 3番目スイカズラ(2/17)
今年初めてのキチョウ(3/1) 新芽
季節は梅から→桃へ→そして桜へ、今年の桜は10日間も咲き続けた
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